遊ランドカップ2024
開催日:6月15-16日 開催エリア:新潟県 尾神岳スカイスポーツエリア
Report&Photo:JHFパラグライディング競技委員会
2024シーズンのジャパン2リーグ初戦が、新潟県は尾神岳エリアで開催された。
前日の練習日には10数名の選手が集まりフリーフライト。米山アウト&リターンを達成できる良いコンディションで、土日のサーマルが食い尽くされないか心配になるほどだった。
2024-06-15 Day1
Race to Goal
前日から引き続き、大会初日も尾神岳中心にコンバージェンスが形成され、サーマルトップは2000mオーバーという景気の良い予報が出ており、長めに飛んでもらうタスクが検討されていた。
果たして当日朝の予報ではフェーンの影響で中高層の南風が強く、下層は北風。気温は35℃前後まで上がり、サーマルトップは午後13時過ぎに2000~2200mが想定された。
2ライナーCクラスの台頭により昨年までのノミナル距離では短すぎるということで、今シーズンからジャパンリーグにならってノミナル距離を20kmとした。その初回として、エリアを大きくスクエアに左回りに2周した後、ダムへ行って帰ってくる26kmほどのタスクが組まれた。
ダミーが2機出たところですでに空域は出来上がっていたので、12時スタートのレースと決め、すぐにゲートオープン。スタート30分前には2000mを超える機体もちらほら現れる、尾神らしからぬスーパーなコンディションとなるが、テイクオフでは南風に押されてなかなか出られない状況も。
前半戦はスタート前の高度を生かしたスピードレースで、関根、加藤、伊澤が集団を引っ張る。1周目を終えて集団はテイクオフ前で上げ直しに入るが、関根が1人見切って先に進む。少し遅れて、下野。雲底まで上げ直した第2集団が追い付いてきた頃、関根はボムアウト。続いて先頭を引っ張るのは河本。坂口、下野、Bクラス花村が続く。
最終レグの沖出しは、いち早く上げ直した河本がトップ、坂口はボムアウト、Wアキラの石井、伊澤が続き、Bクラス花村も僅差でESSへなだれ込む。
女子は、尾神山頂に設けられたESSに苦労するも、坂口杏がトップ、南風に押し返されるも何とか上げ直した村田、鈴木が続いた。
2024-06-16 Day2
Task Cancel
前日の予報では北風強風でとてもではないがタスクは組めないと考えていたが、天気は良いのでテイクオフに上がる。風は思ったほど強くなく、予報でも風速は許容範囲まで収まってきたので、ビックシリンダーで沖出しを5回行うジグザグタスクの19kmを組み、11時15分のレースとしてゲートを開ける。
テイクオフの風はちょうど良い強さで、選手は順調にテイクオフしていき30分ほどで全員が空に。リッジコンディションだがサーマルトップは1000mほど。
スタートして順調にタスクをこなして行く。が、雲色が怪しくなり、間もなくポツポツと雨が降り出す。12時前にタスクの継続は難しいということでタスクストップ。成立条件を満たさないためタスクキャンセルとなった。
大会結果
J2総合
順位 | 氏名 | 使用機体 | 得点 |
1位 | 河本勇吉 | オゾン・フォトン ML | 1000 |
2位 | 伊澤光 | アドバンス・シグマ11 22 | 919 |
3位 | 花村泰明 | エアデザイン・ライズ5 S | 916 |
4位 | 石井旭 | エアデザイン・ヴォルト5 S | 915 |
5位 | 福丸貴大 | BGD・キュア S | 887 |
6位 | 佐々木稔 | オゾン・フォトン MS | 883 |
J2女子
1位 | 坂口杏 | ドリフト・ホーク S | 877 |
2位 | 村田清美 | スカイウォーク・カイエン6 XXS | 832 |
3位 | 鈴木彩 | オゾン・アルピナ4 XS | 831 |
Bクラス
1位 | 花村泰明 | エアデザイン・ライズ5 S | 916 |
2位 | 坂口杏 | ドリフト・ホーク S | 877 |
3位 | 松原正幸 | アドバンス・イオタDLS 23 | 824 |
チーム戦
1位 | 丹パラF |
2位 | たまっパラ |
3位 | ヤマタン |