RedBullエックスアルプス2025アスリート発表！

来年のRedBullエックスアルプスの参加アスリートが発表となった。
17か国から35人のパイロットが参加し、そのうち18人はベテラン、17人は初出場となる。

注目アスリートは何と言っても、2009年の初参加以来、実に8連覇中の絶対王者クリーゲル・マウラー（スイス）。レーススタート時には43歳となる彼が連勝記録をさらに更新するのか？ または毎レースごとに差を縮めるライバルたちの誰かが王座を攫うのか？
最右翼と目される、前回2位のダミアン・ラカス（フランス）と、3位だったマキシム・ピノ（フランス）も参加。

「前回の3位という成績は決して悪くなかったけれど、次回は直前に世界選手権で飛ぶのはやめておく」とマキシムはコメントしている。

前回のレースでは女性として初のゴールを果たしたエリ・エガーを含む4名の女性アスリートが参加したが、次回はセリーヌ・ロレンツ（ドイツ）の1名のみ。セリーヌは前回スタート直前に足首を故障し、思うようなパフォーマンスを発揮することができなかった。再び己の身体的・心理的リミットにチャレンジしたいと意欲を燃やしている。

エックスアルプス創設者の1人であるウルリッチ・グリルは、発表したアスリートついて、次のようにコメントしている。

「今回のラインナップは、RedBullアルプス史上最強の1つです。RedBullエックスアルプス2025は、これまででもっともエキサイティングな大会になるでしょう」

なお、前回初出場、そして見事ゴールを果たした江本悠滋はエントリーを見送り、少々さみしいが日本人アスリートの参加はなし。

過去数年にわたってスターアスリートとして活躍したポール・グシュバウワー（オーストリア）、そして人間機関車としてその名を馳せたトマ・ココネア（ルーマニア）も不参加。

また、前レースで目の覚めるようなパフォーマンスで4位でゴールし多くのファンを獲得したパル・タカツ（ハンガリー）も「過度のリスクを背負って決断を迫られる状況から身を遠ざけたいと感じている」と不参加を決めた理由を自身のSNSで述べている。

RedBullエックスアルプス2025の参加アスリートリストは以下の通り。
RedBullエックスアルプスのウェブサイト（リンクはこちら）には各アスリートの詳しいプロフィールやインタビューが掲載されているので、ぜひチェックして推しのアスリートを見つけてほしい（選手の名前をクリックするとプロフィールページに飛びます）。

氏名	国	ステイタス（出場回数）	前回の順位
シェーン・タイ	オーストラリア	ルーキー
シモン・オベラウナー	オーストリア1	ベテラン（4回）	6位
トーマス・フリードリッヒ	オーストリア2	ベテラン（2回）	11位
ベネディクト・ドルナウアー	オーストリア3	ルーキー
サミュエル・タナー	オーストリア4	ルーキー
トム・デ・ドルロドット	ベルギー1	ベテラン（9回）	14位
ジャン・ド・ビオレー	ベルギー2	ルーキー
ガブリエル・ジャンセン・ラベロ	ブラジル	ルーキー
ジェームズ・エリオット	カナダ1	ベテラン（1回）	22位
パトリック・ハーベイ・コラード	カナダ2	ルーキー
ベイ・ユー	中国	ルーキー
オンドレイ・プロチャスカ	チェコ	ベテラン（1回）	アウト
マティン・イニゲス	スペイン	ルーキー
ダミアン・ラカス	フランス1	ベテラン（2回）	2位
マキシム・ピノ	フランス2	ベテラン（3回）	3位
ティム・アロンギ	フランス3	ベテラン（1回）	7位
タンギー・ルノー・グード	フランス4	ベテラン（1回）	10位
レミ・ブールデル	フランス5	ルーキー
マルクス・アンダース	ドイツ1	ベテラン（3回）	9位
セリーヌ・ロレンツ	ドイツ2	ベテラン（1回）	棄権
フィリップ・ハーグ	ドイツ3	ルーキー
クリスチャン・シュッグ	ドイツ4	ルーキー
アーロン・ドゥロガティ	イタリア1	ベテラン（6回）	8位
トビアス・グロッスルバッチャー	イタリア2	ベテラン（4回）	15位
ニコラ・ドニーニ	イタリア3	ベテラン（2回）	16位
ダヴィデ・サスデリ	イタリア4	ルーキー
ウーゴ・アルバレス・シャモロー	メキシコ	ルーキー
セブランド・ウォーレン	オランダ	ルーキー
アーレンド・ウクヴィトネ	ノルウェー	ルーキー
クリスチャン・マウラー	スイス1	チャンピオン（8回）	優勝
パトリック・フォン・カーネル	スイス2	ベテラン（3回）	5位
ニコラ・ハイニガー	スイス3	ルーキー
ラース・メールシュテッター	スイス4	ルーキー
ジュラジ・コレン	スロバキア	ベテラン（1回）
ジャレッド シャイド	アメリカ	ルーキー

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