オゾンから軽量2ライナーCクラス機「ライト(Lyght)」がリリースされた。フォトンよりも800g軽い軽量バージョンで、高さの調整が可能なBライザーコントロールハンドルが新たに採用されている。
軽量構造
オゾンによると、ライトは軽量グライダーならではの優れたインフレーション、敏捷性、コントロール性を求めるパイロット向けにデザインされた、翼剛性と信頼性の高い翼。ゼオライトGTで採用された内部構造のフィードバックによりキャノピー重量が800g軽減され、フォトンと同様の堅牢性と翼剛性ながら、コントロール性が大幅に向上したという。
フォトンと同様に、ライトは全速度範囲でコンパクトで堅牢。安全性と使いやすさを考慮してデザインされている。その性能とグライド特性はCクラス史上最高で、真の2ライナーモデルだとオゾンはコメントしている。
また、ライトのために新しく開発された、調整可能なBライザーコントロールシステムにより、パイロットは全速度範囲でアタックアングル(迎え角)を直接コントロールできる。
パフォーマンス
ライトの設計にはエンツォで採用されているテクノロジーも組み込まれており、その滑空性と速度はクラス最高。軽量構造によってインフレーション特性とコントロール特性が向上し、適度なアスペクト比により荒れた空域でも扱いやすく快適にフライトできる。
速度については、オゾンは「これまでにリリースしたCクラスの中でもっとも速く、ゼノ2よりわずかに遅いだけ」としている。また、フルアクセル時でも安定していて快適で、ウイングレットによる高いロール安定性により、アクセル飛行時の効率性も向上したという。
パッシブセーフティ
オゾンのR&Dチームによる徹底的なコラップステストの結果、ライトはCクラスの安全要件を軽くクリアし、サイドコラップスとフロントコラップスの挙動はデルタ4と非常に似ていると証明されたとのこと。
対象パイロット
オゾンが想定するライトのターゲットとなるパイロットの条件は、以下の3つとなっている。
・これまでにCクラスでフライトした経験があるパイロット
・最近SIVコースを経験したパイロット
・軽量グライダーのパフォーマンスを求める経験豊富なパイロット
Lyght スペック
サイズ | XS | S | MS | ML | L |
セル数 | 71 | 71 | 71 | 71 | 71 |
翼面積(投影)m² | 16.1 | 17.4 | 18.9 | 20.2 | 21.5 |
翼面積(実測)m² | 19.1 | 20.7 | 22.3 | 23.9 | 25.5 |
スパン(投影)m | 8.7 | 9 | 9.4 | 9.7 | 10.1 |
スパン(実測)m | 11.1 | 11.6 | 12 | 12.5 | 12.9 |
アスペクト比(投影) | 4.7 | 4.7 | 4.7 | 4.7 | 4.7 |
アスペクト比(実測) | 6.5 | 6.5 | 6.5 | 6.5 | 6.5 |
ルートコート m | 2.17 | 2.25 | 2.34 | 2.43 | 2.5 |
機体重量 kg* | 3.55 | 3.72 | 3.95 | 4.16 | 4.4 |
飛行重量 kg | 60-75 | 70-85 | 80-95 | 90-105 | 100-115 |
認証 | C | C | C | C | C |
*重量は、サイズごとに最大50gの誤差がある場合があります
カラーパターン
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