九州フライヤーズミーティング
開催日:10月12日 開催エリア:福岡県 火山エリア・雷山エリア
Report&Photo:福岡県ハング・パラグライディング連盟(執筆:古舘信)
2024年も酷暑の夏となり、ようやく気温が下がり始めた10月の第2週目の土曜日、福岡県糸島市の火山エリアおよび雷山エリアにおいて、「九州の空は一つ」の気持ちの下、九州フライヤーズミーティング2024が開催された。
競技内容は、パラグライダーによるターゲット、フライトデュレーション、獲得高度の3部門。北は山口から南は熊本まで、総勢32名の大会参加者が集まった。
また、火山エリア、雷山エリア、耳納エリアを中心とした運営スタッフ6名を加えると、総勢38名の参加者が集まった。
当日は8時30分から火山エリアで受付が開始され、9時から開会式。福岡県ハング・パラグライディング連盟の理事長で大会実行委員長の新谷俊一の挨拶と、競技委員長の梅崎貞司からの競技内容の説明が終わると、選手はあらかじめ配車してあったそれぞれの車に乗り合わせ、雷山エリアのテイクオフへ向かった。
テイクオフに到着すると肌寒く、北東2m/s程の風が吹いていた。当日は午後から風が強くなる予報であったため、当初予定されていた11時を待たずにゲートオープンとなり、準備ができた選手からテイクオフ。
競技開始序盤はかなり渋めのコンディションだったが、中盤にテイクオフした前川、安斎他数名は尻上がりに良くなるコンディションの中、雷山山頂をトップアウトして余裕のサーマルソアリング。
しかしそのコンディションも長くは続かず、その後テイクオフした選手は、東は「前山」、西は「長野峠」の稜線を攻めるものの、1~2時間程度のフライトがやっとであった。
ランディング場はテイクオフから北側に3.5km程離れた田んぼで、ランディングの風は方向が定まらず、北~北東の2~2.5m/s程の風。
計測対象の目安となるブルーシート内に降りられた選手、惜しくもブルーシート外の選手とさまざまであったが、大きなトラブルもなく、参加者全員が安全にランディングすることができた。
午後になると風が強くなってきたものの、飛べなくなる程の強風にはならず、参加者全員が安全にテイクオフすることができた。
競技の結果、ターゲットの1位は21cmで黒木毅、2位は115cmで藤正美、3位は207cmで古舘信。
フライトデュレーションの1位は2時間8分で前川克哉であった。
獲得高度の1位は899mで柿並雄二であった。
各選手には、表彰式で新谷理事長から賞状とお米が手渡された。おめでとうございます。
夜には火山エリアで懇親会が開かれ、フライヤー同士の親睦が深まった。
来年は雷山エリアでJ2リーグを開催したいという声があるので、もしも実現した場合には来年が楽しみである。