J2リーグ第3戦・2024 J2 Sky grand prix in ASHIO
開催日:9月7-8日 開催エリア:茨城県 nasa足尾山
Report&Photo:JHFパラグライディング競技委員会
2024-09-07 Day1
34.6km Race to Goal
9月に入ってもまだまだ真夏の足尾に55名の選手が集まった。コンディションも良く、J2ではおそらく初めてとなる30km超えのタスクが組まれた。
テイクオフして猿公園を往復し、沖出し後につくばね、再び沖出しして加波山を取ってモーパラランディングとなる34.6km。スタート12:15のゴールレース、サーマルトップは1200m程。
序盤テンポ良く猿公園に行って戻ってきた選手たちは、足尾山周辺で高度を稼ぎ、沖を取って再び足尾山に戻ってくる。
つくばねに向かう頃は、2ライナーCクラスを中心に集団を形成して、後続を引き連れる展開。
2回目の沖出しは距離があるため、猿公園近辺でじっくり高度を稼ぎ慎重に沖に向かう。沖もサーマルは活発で所々でガーグルも形成されるが、最後の加波山に向かうタイミングが難しい。
下野が先陣を切って加波山のポイントを取って戻ってくるが失った高度が大きい。これを見て、手前でしっかり上げ切ってから加波山へ向かった能祖が山頂に付ける。
そのまま山頂からファイナルを切った能祖が、1時間35分でトップゴール。8分遅れで下野、小林、さらに8分後に佐藤と続いた。
女子は2時間掛けて後藤がトップでESSを切るもゴール手前400mに無念のランディング。さらにトップから遅れること1時間、ヤニックがゴールして、ゴール者は全部で5名。
J2としては(Jでも)難しいタスクとなったが、ゴール者数10%に選手の成長が感じられ、オーガナイザー側は大満足であった。
2024-09-08 Day2
22.5km Race to Goal
Day1と比べると渋めのコンディションとなった2日目は、初日より難度を落として22.5kmのタスクが組まれた。
猿公園と足尾山を2往復半した後に、沖出ししてからモーパラランディングというルートだ。スタート11:30のゴールレース、サーマルトップは1100m程。
多くの選手は同時にスタートを切り、最初の1往復は盛、小林、加藤、田端がトップ4。足尾山周辺で上げ直して、2往復目は、能祖を先頭に、下野、古賀、氏田が続く展開。
最後は、1往復目をじっくり高度を稼いで駒を進めた能祖がトップゴール。5分遅れて、下野、氏田、小林とゴールに雪崩れ込んだ。
女子は先頭から20分遅れて多賀がゴールメイク。坂本、坂口と続いた。
最終的にゴール者数35名となり、選手たち大満足の1日となった。
大会結果は、2日間後続を寄せ付けない強さだった能祖が優勝。女子は2日間まとめた多賀が優勝となった。
大会結果
J2総合
順位 | 氏名 | グライダー | 得点合計 |
1位 | 能祖 雄大 | Ozone Photon ML | 1989 |
2位 | 下野 悠敬 | Phi Scala2 19 | 1843 |
3位 | 小林 敦之 | Ozone Photon L | 1776 |
4位 | 佐藤 研斗 | Skyparagliders Merlin SM | 1708 |
5位 | 氏田 敏彦 | Ozone Photon ML | 1605 |
6位 | 川口 孝 | Ozone Photon S | 1410 |
J2女子
1位 | 多賀 綾子 | Ozone Rush6 S | 1273 |
2位 | 鈴木 彩 | Ozone Alpina4 XS | 1026 |
3位 | 後藤 春菜 | Ozone Alpina4 S | 943 |
Bクラス
1位 | 多賀 綾子 | Ozone Rush6 S | 1273 |
2位 | 梅迫 賢一 | Drift Hawk S | 1086 |
3位 | 花村 泰明 | AirDesign Rize5 S | 940 |
チーム戦
1位 | スカイパラグライダーズ |
2位 | ポンコツ |
3位 | 丹パラA |
関連リンク:2024 J2 Sky grand prix in ASHIO(JHFパラグライディング競技委員会)(大会結果もこちらに)