北海道ニセコに新スクール「北海道パラグライダースクール」開校!

アイキャッチ画像:前島聡夫(ニセコスカイラリー2022にて撮影)

北海道の名峰羊蹄山を望むニセコフライトエリアは、日本のスカイスポーツ黎明期の1986年からフライトが行われてきた、日本選手権開催実績もある歴史あるエリアだ。

エリア立ち上げ当初から開催されてきたパラグライダーコンペ「ニセコスカイラリー」は、2022年、2023年にはJリーグ大会として開催され、その高いエリアポテンシャルが全国のフライヤーに改めて知られることとなった。

そんなニセコに、6月から新しいパラグライダー&ハンググライダーのスクール「北海道パラグライダースクール」が開校する。

エリア管理は、これまで長らくニセコエリアを管理してきた遠藤洋二氏から、北海道パラグライダースクール校長の濱田革氏が引き継ぐこととなる。

特徴的な山々が連なるニセコ連峰を飛ぶことができる、ニセコフライトエリア全景。

スクール開校に向けて整備作業が進むテイクオフ。

ニセコフライトエリアのランディング。向こうに羊蹄山がそびえる。

濱田校長は、学生時代にハンググライダーに出会い、就職後もハングとパラを継続してきた、フライト歴43年の大ベテラン。北海道連盟理事長、副理事長を歴任し、令和3年からはJHF理事も務める。
4年前に定年退職してからは、全国各地のエリアをフライト行脚しながら飛び回った。

かねてより北海道のフライヤーの高齢化を改めて目の当たりにしていた濱田さん。思う存分飛ぶ日々を送るうち、自身が今後も飛び続けるためにもフライヤーの増加が急務であるという実感がより強くなっていった。そして何より、このソアリングスポーツの素晴らしさをもっと多くの人に伝えたいという思いから、スクール開校を決意するに至ったのだという。開校に向けて、今年の2~3月は茨城県のハング・パラグライダースクールnasaでインストラクター修行に励んだ。

濱田校長から全国のフライヤーに向けて、次のようなメッセージが届いている。

「ニセコ連峰を飛ぶニセコフライトエリアは、ニセコアンヌプリ(1308m)をトップアウトすると、積丹半島・日本海と洞爺湖・噴火湾を一望でき、視界が良ければ噴火湾対岸の函館駒ヶ岳を望むことができます。

ニセコから中山峠や白老などへのクロカン実績は古くからあり、また、尻別川や羊蹄山を越えてルスツまでの22kmのXCコースは飛び応えがあり、経験豊富なパイロットの方にも楽しんでいただけるでしょう。

夏はゴンドラが運行しているので、標高差650mのテイクオフまでのアクセスは抜群に良く、リフライトも気軽にできます。またゴンドラが動いていない時は車でも上がれます。

6~10月は基本的に私が常駐しているため、平日もフライト可能です。どうぞお気軽にご連絡ください」

梅雨の時期、そして茹だるような猛暑の夏は、北の大地に足を伸ばしてニセコで爽やかな避暑フライト、というのはなかなか良いアイデアと思うが、いかがだろう?

【お問い合わせ先】

北海道パラグライダースクール
Eメール:nisekossc@gmail.com
TEL: 070-8544-3216

お得に始めるチャンス!
北海道連盟によるスクール生応援のキャッシュバック制度

SUPARA(スパラ)

SUPARAとは、北海道ハング・パラグライディング連盟が今年度創設した取り組みで、道内の対象スクールで6月1日以降に新たに技能証を取得したフライヤーに、1万円をキャッシュバックするというものだ。

北海道連盟では、安全フライト促進とフライヤー増加のため、これまで助成金を利用してツリーラン講習、グラハン講習、安全講習会などを開催してきたが、今年度から助成金の対象となる制度をさらに拡充。SUPARAもその一環だ。

今回新たに開校する北海道パラグライダースクールを含め、対象スクールは以下の5校(5月20日現在)。
先着20申請のため、近くにパラ、ハング、パラモーターに興味のある方がいたら、この機会を逃さないように伝えてほしい。

五風パラグライダースクール(比布)
パラグライディング十勝(十勝)
パラライフ北海道(余市)
北海道パラグライダースクール(ニセコ)
ルスツパラグライディング(ルスツ)

関連リンク:北海道ハング・パラグライディング連盟(HHPF)

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