“ふたり”のフライトシーンに胸が湧く!映画「チャーリー」は飛べない日にオススメ

南インドからヒマラヤへ。
孤独な男とやんちゃなラブラドール犬<チャーリー>の、
人生再出発ロードムービー!

(c) 2022 Paramvah Studios All Rights Reserved.

インド映画「チャーリー」
6月28日(金)より、新宿ピカデリーほか、全国ロードショー!

第11回南インド国際映画賞 カンナダ語映画部門最優秀映画賞&最優秀主演男優賞
第69回インド ナショナル・フィルム・アワード カンナダ語長編映画部門 作品賞

飛べない休日にやることがなくて困ってしまうのは、パラフライヤーあるあるの1つ。今回はそんな日にオススメの映画をご紹介しよう。それが、先週金曜6月28日から全国ロードショーで公開が始まったインド映画「チャーリー」だ。

ストーリーも役者(役犬)の演技も素晴らしく、観終えた後には爽やかな感動が長く胸に残る。そしてパラグライダーを使って空を飛ぶシーンがある! ときたら、フライヤーとしては一層強くオススメせずにはいられない。

あらすじ

職場でも家の近所でも偏屈者として知られ、酒と煙草とチャップリンの映画だけが楽しみという孤独な日々を送るダルマ。そんな彼の家に、悪徳ブリーダーのもとから逃げ出してきた1匹のラブラドールの子犬が住み着くようになる。

犬嫌いのダルマだが、少しずつ心を通わせ、チャーリーと名付け自分の家に迎え入れる。やんちゃなチャーリーに振り回されながら楽しい日々を送っていた矢先、チャーリーが血管肉腫で余命わずかだと判明する。

ダルマは、雪が好きなチャーリーに本物の雪景色を見せようと、サイドカーにチャーリーを乗せ、南インド・マイスールからヒマラヤを目指し、インド縦断の旅に出る――。

見どころ

元気いっぱいの愛くるしいチャーリーを演じたラブラドールレトリバーの感情豊かな名演が、この映画最大の見どころだろう。

また、南インドの緑あふれる町並みから、青い海が広がる海岸線、地平線の先まで続く荒野、そしてヒマラヤといったインド各地の多様な景色も、物語を鮮やかに彩っている。

そんな旅の中で”ふたり”がパラグライダー(正確にはパラモータートライク)で空を飛ぶシーンは、フライヤー的にはハイライトの1つ。

パラグライダーが飛んでいるのを見つけてはしゃぐチャーリーのために、絶対に飛びたくないダルマは一大決心。テイクオフ直後は目も開けられなかったものの、やがて恐怖心は吹き飛び、溢れんばかりの爽快感に満たされていくダルマの表情に、自分が初めて空を飛んだ時のことを重ねてしまうはず。


フライトシーンの後に、予告編がついています。

ちなみにダルマもパイロットもヘルメットを被っていないが、そこは道路を走るバイクでも多くがノーヘルなインドあるあるなのか、とスルーしていただきたい。

梅雨入りしたことでもあるし、飛べない休日はぜひ映画館へ足を運んでみてはいかがだろう。
また、この映画をきっかけに、空を飛ぶ開放感や爽快感に興味を持ち、さらに「パラグライダー」で検索でもしてくれる人がいたら、フライヤーとしては嬉しいではないか。というわけで、飛ばない人も積極的に誘って、映画館へどうぞ。

「踊らないインド映画」に、きっとあなたも涙することだろう。

参考リンク:
公式HP:https://777charlie-movie.com
公式SNS:X:@777charlie_jp

上映時間:164分
<2022年/インド/カンナダ語/カラー/シネスコ/5.1ch>
配給:インターフィルム

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