【大会レポート】J1プレ大会・2024丹波仕込みカップ

2024丹波仕込みカップ
開催日:7月20-21日 開催エリア:兵庫県丹波市 市島エリア

Report&Photo:JHFパラグライディング競技委員会

兵庫県丹波市市島エリアでの初めてのXC大会の開催。
太平洋高気圧が梅雨前線を押し上げ得意の南西風が吹く、梅雨明けを狙っての日程が設定されていたが、微妙に明けていない梅雨、そして不安定な条件の予報。果たして…?

2024-07-20 Day1
Elapse Time Race 16km

晴れた朝から天気は下り坂、12~14時頃から雨が降る予報。曇り空のテイクオフで大会開会。
諦めムードが漂う中、雨までのエリア内16kmのショートエラップスタスクが発表される。
10:45ゲートオープン。正面強めの風の中、選手が続々と飛び立つが綺麗に一巡ぶっ飛び、リフライト。
すると雨予報は後ろにずれ、時々日も差し2巡目から条件が好転!
早めのテイクオフ順の上山、宮田、スポーツクラス芦田がこの日イチのサーマルでグングン上がり、届かないと思っていた南のターンポイントへ駒を進めタスクをこなす。
ミニマムの3kmを目指すつもりが、条件はゴールを目指せるまで更に好転!!
スポーツクラス辻本は後半組でテンポ良くタスクを回りゴール手前まで。キープハイでラインを選んで飛んだ岩﨑が唯一ゴールを決め、この2人がワンツー。中盤を単独で飛んだ山下が女子トップとなった。
北部のピカピカが見え隠れするも、市島に雨は来ず。全員がハッピーランディング。交流会も楽しく、プレ大会として良かった点や悪かった点も見え、嬉しい初日となった。

2024-07-21 Day2
Cancel

大会当日を迎えるまで毎日目まぐるしく変化してきたが、2日目が本番! は揺るぎないと思えた予報。
朝から快晴。最高気温36度とのことだが、テイクオフに上がった選手の準備も手早く、誰もが今日はどんな丹波を楽しめるかと気合を入れていたはず。
主催者も、大会前に地元と調整して北東のゴールを追加し備えていたが…無情にもテイクオフでは山鳴りするほどに風が強い…。
昼には北からコンバージェンスが近づき、弱まることも期待されダミーも出たが、横成分が強く縦成分が繋がらない。
前線の大きな歪みのせいか、コンバージェンスが引き込んだのか、はたまた発生した台風のせいか。予報より風は強く、タスクキャンセルとなり、初日の結果で成績が確定した。
昼頃の地上は灼熱のため、少しは涼しいテイクオフで閉会式。
お集まり頂いた参加者の皆さん、スタッフの皆さん、暑い中本当にありがとうございました。それぞれがこの初経験をそれぞれの次に活かせるようしたいですね!

大会結果

オープン

順位 氏名 使用機体 得点
1位 岩﨑拓夫 オゾン・エンツォ3 416
2位 辻本恵一 オゾン・フォトン 330
3位 山下敦子 オゾン・エンツォ3 288
4位 芦田敏和 ニビューク・アーティックR 279
5位 上山太郎 オゾン・ゼオライトGT 210
5位 宮田清和 オゾン・エンツォ3 210
女子

1位 山下敦子 オゾン・エンツォ3 288
2位 大澤彩花 ニビューク・クライマー2P 178
3位 中目みどり オゾン・ゼノ2 166
スポーツクラス

1位 辻本恵一 オゾン・フォトン 330
2位 芦田敏和 ニビューク・アーティックR 279
3位 平井直行 オゾン・フォトン 204
4位 下野悠敬 ファイ・スカラ2 133
5位 東智子 オゾン・フォトン 124
6位 熊谷勝秀 オゾン・LM7 122

関連リンク:2024丹波仕込みカップ(JHFパラグライディング競技委員会)

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