【大会レポート】Jリーグ第4戦・2024鳴倉カップ

2024 鳴倉カップ
開催日:6月8-9日 開催エリア:新潟県 鳴倉山

Report & Photo(特記以外): JHFパラグライディング競技委員会

2024-06-08 Day1
Race to Goal 51.7km

梅雨入り前の恒例の鳴倉。朝から晴れ間が広がり、好条件が期待されるが、山沿いは雲の発達が予想されたため、対岸を使う新しい試みをタスクコミッティが提案した。
南の尾根をスタートして北の尾根を取り、再び南の尾根に戻った後に対岸を目指し、南のゴールを目指す51.7kmのレースだ。

Photo: 中村浩希

Photo: 中村浩希

1900mを超えたスタート後は稲見が先頭を走り、その後を中村、岩﨑、荒井、伊澤、入山、前川が追う。スタート後の折り返しで1つ抜けた荒井がそのまま突っ走り、北村と宮田が果敢に続く。
後続は奥の尾根で高く上げ直し。先頭の荒井は低いが対岸を目指し、シリンダーを通り過ぎた尾根で上げ直したところで後続の中村、岩﨑、橋本、伊澤が合流。一団となって探り合いながら進み、集団でゴールを目指す。

最後の分岐はコース取り。最短コースを選んだ岩﨑、伊澤、橋本は吹き下ろす風に阻まれて上げ直し…。
手堅く山に寄せた荒井と中村が高度を落とさずゴールへ。一騎打ちとなったが、新品グライダーの中村が荒井をさくっと抜いてトップゴール(実は荒井のグライダー方がさらに新品だったのだが)。とはいえ、リードポイントを独占した荒井が今日の1位。

好調の杉山はグライダー性能で苦しくなるものの、トップ集団の動向などを冷静に分析し、丁寧に高度を落とない飛びでスポーツクラストップ。

ゴール者は15人。新しい試みが成功した鳴倉。大勢のスタッフの皆さんの協力あってこそです。いつもありがとうございます。

2024-06-09 Day2
Cancel

初日に良いタスクが成立したこともあり、のんびりムードでスタート。
昨日とは打って変わって中層高層に雲が張り、日射はかろうじてある程度で気温も低い。予報では南風が強まるということで、稜線を往復して前出しする30km程のタスクを組み、サーマルタイムが来るのを待つ。
パラパラとダミーは出るもソアラブルにはならず、結局12時まで待って無念のキャンセルを決めた。

大会結果

総合

順位 氏名 使用機体 得点
1位 荒井 大悟 Ozone Enzo3 S 998
2位 中村 浩希 Ozone Enzo3 M 974
3位 岩﨑 拓夫 Ozone Enzo3 S 922
4位 橋本 耕一 Ozone Enzo3 S 920
4位 伊澤 光 Niviuk X-One 22 920
6位 宮田 清和 Ozone Enzo3 M 844
女子

1位 吉原 紀子 Ozone Zeno2 MS 527
2位 東 智子 Ozone Photon XS 309
3位 石井 亜希子 Ozone Zeno2 S 275
スポーツクラス

1位 杉山 卓也 Ozone Photon MS 802
2位 奥山 俊 777 King2 MS 744
3位 前川 克哉 Ozone Photon L 522
4位 芦田 敏和 Niviuk ArtikR 23 321
5位 関根 久男 Ozone Photon ML 318
6位 花村 泰明 AirDesign Rise5 S 317

関連リンク:2024 鳴倉カップ(JHFパラグライディング競技委員会)(大会結果もこちらに)

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