2ライナーC、各社から続々リリース!
最初の2ライナーCクラス機であるヴォルト4がエアデザインから発表されたのは2022年2月のこと。1月のEN認証テストのルール変更によりフォールディングラインの使用がCクラスのEN認証テストで認められたため、エアデザイン社は3ライナー版の他にもう1つ準備していたプロト機、2ライナー版のヴォルト4で認証を取得したのだ。
これを機に2ライナーC機の開発は一気に加速した。2023シーズン初めにはニビュークのアーティックR、オゾンのフォトン、ジングライダーズのボナンザ3と、コンペモデルで2ライナー機の開発実績のある3社から2ライナーC機がリリースされた。各社とも評判は上々で、多くのメーカーがこの動きに追随し、ビッグトレンドを作り上げている。
ここでは、主だったメーカーの2ライナーC機の情報を集めてみた(2024年1月現在)。
ADVANCE
開発中。2024年半ばに発表予定。
AIRDESIGN
VOLT 4 ヴォルト4
セル数57、アスペクト比6.5(投影5.04)
他にCクラス機は、軽量ミニウイングのロコのみ
APCO
ノーコメント
BGD
開発中。2024年中に発表予定。
DAVINCI
開発中。2024年中に発表予定
現行Cモデルのタンゴは継続予定
DRIFT
Merlin マーリン
セル数67、アスペクト比6.3(投影4.75)
他にCクラス機はなし
FLOW
MYSTIC(仮)を開発中。2024年上旬に発表予定
現行Cモデルのフュージョンは継続予定
GIN GLIDERS
BONANZA 3 ボナンザ3
セル数65、アスペクト比6.3(投影4.81)
軽量バージョンを2024シーズンに向けて開発中
他にCクラス機はなし。軽量バージョンはカミノ2としてリリースとなるか?
ICARO
現時点では予定なし
MAC PARA
VERVE ヴァーヴ
セル数67、アスペクト比6.6、認証準備中(2024年1月上旬時点)
3ライナーC機のエラン3は継続
NIVIUK
ARTIK R アーティックR
セル数64、アスペクト比6.5(投影4.97)
3ライナーC機のアーティック6は継続
NOVA
CODEX コデックス
セル数65、アスペクト比6.1(投影4.72)
他にCクラス機はなし、旧モデルのセクターは製造終了
OZONE
PHOTON フォトン
セル数71、アスペクト比6.5(投影4.7)
3ライナーC機のデルタ4と、その軽量版のアルピナ4は継続
PHI
SCALA 2 / SCALA 2 LIGHT スカラ2/スカラ2ライト
セル数78、アスペクト比6.77(投影5.07)
3ライナーC機のアレグロと、その軽量版のアレグロライトは継続
SKY PARAGLIDERS
開発中。2024年中に発表予定
SKYWALK
MINT ミント
セル数68、アスペクト比6.4(投影4.92)
他にCクラス機はなし、旧モデルのカイエン6は製造終了
SWING
LIBRA RS リブラRS
セル数65、アスペクト比6.9(投影5.1)
他にCクラス機はなし
TRIPLE SEVEN
開発中。2024年中に発表予定
U-TURN
予定なし
UP
開発中だが、発表時期は未定